そう遠くない未来のすがた
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実は今年に入ったあたりから、似たようなことをいう人は結構増えています。
任天堂のコンシューマ事業をフラットに見た場合、やはり2000年代中盤のDS・Wiiブームというのが特異点であって、もう一度あのブームを再現しようとしても難しいでしょう。まして、ハード事業は他社に数段後れを取っています。スイッチで一発大逆転とか、任天堂の中の人ですら考えていないでしょう。
また、先般アナウンスされたとおり、任天堂は旧初心会系の問屋のうち、大手二社の事業を買い取って流通会社を作りました(2017年4月よりスタート)。
あわせて任天堂の営業チームのほとんどがその新会社に移るとの話も聞こえています。ある意味、営業機能を切り離したわけです。
こうした動きの先には、今のような体制ではなく、持ち株会社を中心に事業部ごとに独立させるという形式があるのではないかと思います。つまり、キャラクターIPを軸とした総合ビジネスを手掛ける(コンシューマーゲームはその一環にしか過ぎない)方向に舵を切るのではないでしょうか。テーマパーク経営やスマホアプリ、映画製作など最近のアナウンスはすべてそちらの方を向いているように思えます。すでに株式会社ポケモンのように成功事例も持っています。
果たして「日本のディズニー」になりうる日が来るのでしょうか?楽しみです。